2005-07-08 ■ 映画 東京日和 ★★★★☆ 監督とキャスティングでみたいと思う映画はそうない この映画は その珍しい例だ 写真家 アラーキーとその妻陽子の愛の姿を丁寧にたどっている 陽子の今で言えば境界例ともとれる 突発的な行動と そんな妻を愛する夫の姿が 何とも優しい 「そんなに私のこと見ないでよ・・・」と言う妻 「おれといて楽しいか?」と問う夫 愛は 苦しみも悲しみも楽しみも憂いも 全て受け入れる事だと思う そんなことを ぼんやりと考えた この空の下で 彼女は 違う幸せを見つけた それで十分だと思う 所感 篠山紀信の写真はただ綺麗なだけで アラーキーの写真は どの写真にもエロスがある 写真集の中の陽子さんは ただただ美しい そんな 陽子さんを演じた 中山美穂も 美しかった